小学生を対象とした教育事業に携わって
いた20代の頃、
保護者の皆さんの話を聞く中で、
多くの方に共通する傾向があることに気
づきました。
それは、
子どもが小学校低学年の頃は
●子どもにはのびのびと過ごさせてあげたい
●好きなことや興味をもったことをたくさんや
らせてあげたい
●子どもの自由な意志を尊重してあげたい
といったそれぞれの「理想」を生き生きと語
っておられた保護者の方が、
中学年に上がる頃から「現実」を意識し、
「理想」を思うご自身の教育観に揺らぎが生
まれ始める・・・といった傾向です。
その「現実」の象徴として強い存在感を示し
ていたのが、
当時も今と変わらず中学受験でした。
あれから30年が経過した現在、
やはり小学生の保護者の方とお話をすると、
この基本的な傾向は変わらないばかりか、
保護者の方の気持ちの中での重点が
「理想」から「現実」に入れ替わる時期が
どんどん早期化している現実を感じます。
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親が子どもに対してもつ「願い」は、
突き詰めれば
「子どもが、
今も未来も幸せな人生を送ること」
という1点に集約され、
それはどなたでも同じなのではないかと
思います。
我が子が笑顔で、あるいは真剣な表情で
「今」を存分に楽しんでいる姿を見るの
は、子どもの
「今の幸せ」
を実感させてくれる、親にとっても幸せ
な時間です。
でも、その延長線上に「未来の幸せ」はあるの
か?
つまり、子どもが
「やりたいこと」
に多くの時間を費やし
「今の幸せ」
を楽しむ中で、
「未来の幸せ」
に向けた
「やらなければならないこと」
の準備に乗り遅れてしまっているのではないか、
といった不安が、ある時期から急速に高まり、
その「未来の幸せ」の実現に向けた投資、
とも位置付けられる
「中学受験」
に意識が向かっていく
・・・という
教育・子育ての「理想」と「現実」
子どもの「今の幸せ」と「未来の幸せ」
に挟まれた葛藤が、
昔も今も、小学生のお子様をお持ちの保護者
の方の中に少なからずあるのではないかと
思われます。
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そのような中、私が小学生のお子様をお持ち
の、特に中学受験を検討されている保護者の
皆さんにご提案したい考え方は、
■中学受験も、
「子どもが幸せな人生を送ること」
という大きな目標(願い)を実現させるため
の選択肢のひとつである(それ以上でもそ
れ以下でもない)、という基本スタンスを忘
れない
ということと、
■小学生時代の、「今」しかできないこと
の価値を再認識すること
です。
以下、後者の補足をさせていただきます。
小学生時代に限らず人生にはその時期にしか
できないことや、その時期に行うことによって
特別な意味をもつことがあります。
小学生が、例えば
屋外で自由に遊ぶこともそうですし、
本を読むでも絵を描くでも、あるいは昆虫で
も電車でも工作でも、自分が興味をもったこと
にとことん時間をかけて取り組むことでも、
スポーツや音楽等の習い事に打ち込むことで
も、家族と旅行に行くことでも、
あるいはのんびり寝転がって色々な空想に浸
ることでも
本人が「楽しい」「やりたい」と思うことに時間
とエネルギーをたっぷり注ぐことは、
小学生時代の「今の幸せ」だけでなく、
実は「未来の幸せ」の実現のためにも大変重要
なことで、
またこうした経験が中学受験自体に役立つ部分
も多々あるものと私は考えています。
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私は、
このような小学生らしい
「今の時間」、そして「今の幸福感」
を大切にしながら中学受験準備を進め、
最終的に本人が
「中学受験をやってよかった!」
と思える
「幸せな中学受験」
を実現できる、
新しい中学受験準備のスタイルを作り出す
ことはできないか?
と思い、
2020年から本格的にそのプログラムの
研究と実践を続けています。
その研究・実践は今も続いていますが、
これまでのところ
いくつかの条件をクリアできれば、
●進学塾の通常コースに入塾せず
●学校行事やクラブ活動、習い事等で小学校
6年間を最大限楽しみ
●通常の中学受験生よりも大幅に短い勉強時
間と
●圧倒的に少ない経済的コストで
●「最難関校」も含め、中学受験に通用する
学力を身につける
ことが十分可能であることが確認できていま
す。
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今後はこれまでの研究・実践を通して得ら
れた、小学生の保護者の方にとって有益と
思われる情報をこのブログ等の媒体を通し
て発信すると共に、
準備ができ次第順次そのプログラムの公開を
進めていきたいと考えていますが、
その第一弾に位置付けられるのが今回ご案内
をした
「プレスタディ・エクササイズ(PSE)」
となります。
この新プログラムは今月より、
まずは4名の会員で正式スタートを切りました
が、このメルマガをお読みの多くの皆様はまだ、
「勉強前に体操を行うことが、
本当にそんな大きな価値につながるの
だろうか・・・」
と、期待半分、疑問半分の思いでいらっしゃ
るのが正直なところではないかと認識していま
す。
世界で一番大切な、
我が子の教育に関わることでもあり、
しかも世間一般の常識と大きく異なる考え方
に基づくご提案ですので、
それもまた当然のことと思います。
そのような皆様のために、
次回からは
より具体的に踏み込んだお話をじっくりと
続けさせていただきたいと考えていますの
で、是非楽しみにお読みいただき、
その価値にご納得をいただけた方はぜひ
お早めに、
無料体験レッスンにご参加をいただければと
思います。
(日々すさまじい勢いで成長を続ける子ども
への働きかけは「機を逃さないこと」が非常に
重要であると考えています)
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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