神楽坂悠真塾の
「プレスタディ・エクササイズ(PSE)」
無料トライアルキャンペーン、
残り1日を残すのみとなりましたが、
今のところ4名のお申込みをいただき、
毎回楽しくレッスンを進めています。
期間内ずっと無料のキャンペーンは
これで終了させていただきますが、
5月以降も初回無料の体験レッスン
を行いますので、
ご興味をお持ちの方はぜひご参加く
ださい。
子どもの成長はあっという間で、
1カ月・2ヵ月という時間が貴重な
「積み重ね」となっていきます。
このプログラムについて
「なんか良さそう・・・」
と感じていただけた方には、お早めに
お試しいただくことをお勧めいたします。
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さて、前回は
6年前に神楽坂悠真塾を立ち上げた
私が、
「平日の勉強時間は学年×1時間」
「6年生1年間で取り組むプリントを
重ねると天井の高さを超える」
とも言われる中学受験準備の現状に
違和感と問題意識を持った、という
お話を書かせていただきました。
私がまず、このような違和感を感じた背景に
は、私自身が実践者として、
また「ゆる体操指導員」として、
競技スポーツの世界に触れる機会が多かっ
たことも大きく影響しているように思います。
大谷翔平選手の連日の活躍に代表されるよう
に、現在、日本には世界レベルで大変優れた
アスリートが多く存在します。
サッカー日本代表もどんどん実力を高めてい
ますし、ボクシングの井上尚弥選手は日本人
として史上初のパウンドフォーパウンド1位
(全階級を通して最も優秀な選手)に選ばれ
ました。
既に引退された選手を含めれば、野球の
イチロー選手やフィギュアスケートの羽生結弦
選手・水泳の北島康介選手・体操の内村航平
選手など、競技・種目を問わず「不世出」と
言える優れたアスリートが大勢存在するのが
日本のスポーツ界の現状ですが、
実はこのような優れた日本人アスリートが
次々に誕生する流れが始まったのは主に
21世紀に入って以降のことで、
それ以前の、特に1980年代後半から2000
年頃の約15年間の日本のスポーツ界は
「冬の時代」とも言える状況でした。
この状況を変えた大きな要因が、
選手のトレーニングや、食事・睡眠等も含め
た日常の過ごし方の進化で、その進化の
方向性を一言で言えば
「ラフ(粗野)」から「レフ(洗練)」
への進化
更に言い換えれば
トレーニングや生き方の
「レフ(洗練)化」
と表現することができます。
では逆に先に挙げた「冬の時代」は何が
そうさせたのかと言えば、
ウエイトトレーニングの誤った導入に代表
されるように、選手のトレーニング等が
「ラフ化」に大きく傾いていた時代だったから
というのが、「ゆる体操」のバックボーンにあ
る、運動科学による見解です。
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因みにこのスポーツ界の流れと「レフ化」に
関する記述については、
「ゆる体操」開発者である運動科学総合研究
所所長・高岡英夫先生の近著
「レフ筋トレ 最高に動ける体をつくる」
(講談社)
の内容を参考に書かせていただいています。
同書は現在も一般に広く行われている
「ラフな」筋トレの問題点を指摘し、人間の脳と
身体を真に優秀化させる新しい筋トレ(「レフ筋
トレ」)を紹介したトレーニング書ですが、
その根底にある考え方については、
お子様の「子育て」「教育」「学び方」を考える
際にも、大変参考になる内容を含んでいます
ので、ご興味をお持ちくださった方にはぜひ
ご一読されることをお勧めいたします。
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このように、トップアスリートの世界が
「レフ化」の方向に進むことで大きな成果を
出している現状を知った上で、
「中学受験」の現状を見ると、非常にラフな
価値観に基づいた指導が大規模に続けられ
ている、ということが強く感じられました。
これを運動に例えると、どのような表現が
適切か?
私の認識では、スポーツの世界での
「ウエイトトレーニング」の存在は、
教育における「デジタル化」が近いと考え
ています。
本質をよく理解した上で適切に利用する
ことができれば高い効果が見込めるが、
やみくもに使えば、スポーツ界がウエイト
トレーニングによって犯した誤りと同様のこと
が起きる
・・・という意味でも、とても位置づけがよく似
ていると考えていますが、
この問題についてはまた別の機会に書きた
いと思います。
では改めて、
「中学受験」の現状を例えると何になるか?
極端な例になってしまうかもしれませんが、
前述の
「学年×1時間」
の例や
「1年間で、1フロア分の高さまで積み重な
るプリント」
の例を元に考えれば、
「1000本ノック」
や
「鉄下駄を履いたウサギ飛び」
に例えても、決して大袈裟な表現にならない
のではないかと思います。
ではなぜ、そのようなことが行われているのか、
その理由をよくよく考えてみると、
現在行われている中学受験準備のシステムが、
「子どもの立場に立って考え、
最適と思われる方法」
ではなく、
「進学塾の経営にとって
最適と思われる方法」
を元に組み立てられている状況が浮かび上が
ってきます。
<続く>
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