小学生時代から「ゆる体操」に親しむとどうなるのか?(6) ~「神楽坂悠真塾」の挑戦~

2020年の「春期特別教室」をピークに、
悠真塾の会員は少しずつ減少していきました。

考えられる要因としては

●コロナ禍が続く中、新しく入会する子どもがほとん
どいなくなったこと。

●低学年だった会員の学年があがる中で、段々中学受
験を意識する時期に入り、その対策を行う進学塾等に
通うようになったこと。

の2つが、主なものとして考えられますが、

こうした外部要因のみでなく、

●会員の人数が増える中で、元々の方針だった
「勉強と運動を含めた全人格的指導を、
一人一人の目線に合わせて行うこと」
の実現度が下がって行ったこと

も、内部的な要因して挙げられるのではないかと私は
捉えています。

そうした中、私は

引き続き通ってくれている会員ひとりひとりと真剣
に向き合いながら、

これまでの貴重な経験から得た「気づき」や「問題
意識」を元に、今後の悠真塾の「あるべき姿」を考え、
その実現に向けた準備に取り組み始めました。

私が得た「気づき」「問題意識」と、
それに対応する、今後に向けての新たな取り組みとし
て考えたこと・準備を始めたことをまとめると、
大きく分けて以下の3点になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<1> 小学生の指導に「ゆる体操」を導入することの
有効性に関する気づき

「ゆる体操」を、子どもの教育・子育てに取り入れてい
くことは極めて有効であることがわかった。
ただ、子どもの場合、「ゆる体操」の受け入れ方は大
人以上に様々なため、
「できるだけ多くの子どもが、できるだけ早い段階で
ゆる体操に意欲的に取り組めるようになる」
ための具体的な指導法の開発は今後の課題。

→(今後に向けて)

・これまで通りの教室での「ゆる体操」指導は少人数
で継続実施し、引き続き、子どもたち一人ひとりの目
線に立った指導を行いながら、指導法の研究を続け
る。

・これに加え、オンラインを利用した指導の導入や社
会への発信活動の強化により、“子どもの教育・子
育てへの「ゆる体操」の導入”を広く普及させる。

<2> 現状の「中学受験」準備のあり方に対して
の問題意識

都市部の小学生の6年間を考えたとき、中学受験
の存在を無視することはできず、
悠真塾もこれに対応できるようにならなければ、
6年間に渡って子どもの成長を見続けることは
できない。

ただ、現状の進学塾が中心となった中学受験
準備のあり方には非常に多くの、そして大き
な問題があると考える

→(今後に向けて)

悠真塾としては

「子どもの現在と将来の“幸せ”の最大化を求める
こと」

という強い方針に則った新たな中学受験準備の方
法を中期的視野で開発し、これを社会に発信し、
普及させることを目指す。
(その計画に基づき、2020年後半より「中学受験
用学習プログラム」の研究開発を開始)

<3>教室の運営形態についての問題意識

「一人一人の個性に応じたきめ細かな指導を」
「学習面に限らず、全人格的範囲において行う」

という悠真塾の当初の理念を実現させるには、
前提として、会員をごく少人数に限定することが
必要。
でもそれでは悠真塾の考え方や方法を広く社会に
普及させることはできない。

→(今後に向けて)

・悠真塾の、教室での運営については今後、少人
数制を前提に進める。

・上記の教室運営に加え、長期的には
「オンライン形式」
「中学受験準備までを含めた、独自の優れた指導カ
リキュラムの構築」
「保護者との協力関係の構築」

を前提とした新しい教育システムを作り、その運営
を始める。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今後の悠真塾の活動につきまして、
その展望をまとめると、

少人数で質を重視する方針で教室の運営を
続けつつ、

中長期的には、

「ゆる体操」の実践による“根本のチカラ”の育成
と、独自の学習プログラム、そして、保護者との協
力関係を生かしたスタイルで、

子どもの

「小学生としての幸福な時間と快適な心身」

「中学受験の成功」

の同時実現を可能とするオンライン形式の新しい
教育システムを作ること

・・・ということになります。

さて、この連載も今回で6回目となりました。
ここまで、神楽坂悠真塾のこれまでの歩みと今後
の展望までをお話しさせていただきましたが、

次回は今回書きました

小学生の指導に「ゆる体操」を導入することの有効性

について、

悠真塾に週3回以上のペースで3年以上通塾してく
れている2人の高学年会員の事例を交えながら具体
的にご紹介し、

加えて、その次の回にて

上でご説明をした「新しい教育システム」完成まで
の間、小学生に「ゆる体操」に親しんでもらう場とし
て新たに開設した神楽坂ゆる体操教室の新サービス
についてご案内をさせていただき、
この連載を終えたいと考えております。

引き続きご愛読のほど、どうぞよろしくお願いいた
します。

<以下、(7)につづく>

関連記事

  1. 小学生時代から「ゆる体操」に親しむとどうなるのか?(1) ~…

  2. 小学生時代から「ゆる体操」に親しむとどうなるのか?(7) ~…

  3. 小学生時代から「ゆる体操」に親しむとどうなるのか?(4) ~…

  4. 小学生時代から「ゆる体操」に親しむとどうなるのか?(3) ~…

  5. 小学生時代から「ゆる体操」に親しむとどうなるのか?(2) ~…

  6. 小学生時代から「ゆる体操」に親しむとどうなるのか?(8) ~…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。