2018年2月14日。
神楽坂ゆる体操教室の開校日に合わせたこの日に、
神楽坂悠真塾は開校しました。
この時点での会員は新小4のT君と新小3のEさん
の2人。
その後4月には小学校に入学した私の長女(H)が通い
はじめ、悠真塾は会員3名で新年度をスタートしました。
会員3名・・・というと、少ないながらもまだ「教室」
のカタチができているように想像されるかもしれ
ませんが、実態はそうではありませんでした。
T君とEさんが悠真塾に参加するのは月に2~3回で
したので、ほとんどの日は、Hと私、あるいはHと教室
スタッフMさんとの、マンツーマン指導が続きました。
毎日、午後4時過ぎになると学校帰りのHが黄色い
帽子を被ってやってきます。
最初のプログラムは、30分間のゆる体操。
メニューはたいてい「寝ゆる」です。
その後は机に向かって勉強。
音読やひらがな・漢字の書き取りといった学校の宿題
を追えると、計算ドリルかパズル系のドリルを少々。
ここまでの、やらなければならない勉強(「マジ勉」)
を30分ほどやると、あとは自分のやりたいことに自
由に取り組んでよい「ラク勉」タイムに入ります。
この時間は気の向くままに読書やお絵かきをして過ご
しましたが、Mさんと一緒にパズルに取り組むことも多
くありました。
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子育て経験が豊富で、小学生を相手にしたボランティア
の経験もあるMさんは子ども一人一人の気持ちをよく
理解して接することのできる方で、娘のHはすぐにMさ
んが大好きになりました。
この、悠真塾の一見単調な毎日がHにとってはなかな
か楽しかったようですが、一方、
「生徒がいつも自分ひとり」
という環境はさすがに寂しかったようです。
月数回のT君やMさんの参加日を指折り数えるよう
にして待ち、ごくたまにやってくる、3人が一緒に集まる
ような日は本当に大喜びで他の2人を迎える
・・・といった様子でした。
この状況は結局、この年の12月に小5のH君が入会
し、週3回ペースで通うようになるまで9カ月間に渡って
続きましたが、
悠真塾にとってこの時期は、理念を具体的なプログラム
に落として実現する方法を試行錯誤する、良い準備期
間にもなりました。
娘のHは悠真塾での1年間で「からだを動かすこと」や
「本を読むこと」「絵を描くこと」など、「好きなこと」をたく
さん育てることができ、それが実際、その後の成長を支
える土台となりました。
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私も、少なくとも1年生については、このようなプログ
ラムで進めていけばよいだろう・・・という、ある程度の
自信をもつことができるようになりました。
そして迎えた2年目の春。
桜の花が咲く頃を境に、
悠真塾にもようやく「賑やかな季節」がやってきました
<以下、(5)につづく>
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