小学生時代から「ゆる体操」に親しむとどうなるのか?(1) ~「神楽坂悠真塾」の挑戦~

今回から数回に分けて取り上げさせていただこうと
考えているお話は、いつもこのメルマガで取り上げて
いる内容とは少し方向性の異なるお話しになるかと
思います。

テーマはずばり、

「ゆる体操」と教育・子育てについて

ということになります。

このメルマガをお読みいただいている方は、現在教室
のレッスンにご参加いただいている皆さんをはじめ、
全員が「ゆる体操」に関心をお待ちの皆様ですが、

尚且つ、現在小学生以下のお子さんの子育てに向き
合っている、という方は、割合としてはあまり多くはな
いかもしれません。

私の、当てずっぽうな感覚では10パーセント前後、
といったところでしょうか?

まず、そのような皆さんや、これから子育てをされる
皆さんにとっては、大変興味深いお話しができるの
ではないかと思います。

それ以外の皆さんにとっては、ご自身と直接の関わり
が少ないお話しになるかもしれませんが、

ゆる体操の可能性の広さ・大きさを実感していただく
話として、また、私坪山の、失敗ばかりの「奮闘記」と
して・・・(笑)、
ぜひ楽しくお付き合いをいただけますと幸いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ご存知の方も多いと思いますが、私は大学卒業後
12年半に渡り、教育関係の事業を手がける企業に
勤めておりました。

32歳の時に「ゆる体操」と出会い、35歳で指導員を
目指して会社を退職するのですが、この、会社を辞め
てまで「ゆる体操」に深く取り組みたいと考えた背景の
ひとつには、

いつか、「ゆる体操」を活かしながら、自分の考える
“理想の教育”の実践にチャレンジしてみたい

という私自身の「夢」の存在がありました。

私が「ゆる体操」の、一般の方向けの指導を始めたのは
2003年9月ですが、
実はその数年後に、あるカルチャースクールと提携して
「子供向けゆる体操教室」の開講を目指したことがあり
ました。

しかしこの時は募集時に希望者が集まらず開講見合わせ
となりました。

時期尚早ということで一旦断念したものの夢への思いが
消えることはなく、

約10年の歳月が経過した2016年8月に、
今度は神楽坂ゆる体操教室の中に「ゆる体操小学生クラ
ス」を開講する形での再チャレンジを試みました。

この時に、自らの教育に対しての思いや、子どもの教育
に「ゆる体操」を取り入れることの意義をまとめた文章
を作り、ホームページ上で公開しました。

神楽坂ゆる体操教室・小学生クラス開講にあたって・・・(2016年7月記)

この文章では、「ゆる体操」に取り組むことで子どもが
どのように変わっていくかについて、
私のそれまでの一般の皆様への指導の経験を踏まえ、
自身の持つ「仮説」を提示しました。

その内容は以下のようなものです。

<第1段階>
脳を含めた全身の疲労が取れ、楽になる。

知らず知らずのうちにため込んだ疲労が原因で、勉強
への意欲がわかない、能率が上がらない・・・という状
況に陥っている小学生も、疲労を回復させることで、
その子が本来持っている素晴らしい能力を十二分に発揮
できるようになる。

<第2段階>
「力を抜く」という感覚が、少しずつ掴めるようになる

「力を抜く」ことができるようになることで、心とから
だがゆるみ、快適になる。
自分が快適になることで他にも寛容になれる。
また、心とからだがゆるむことで、能力が多方面にわ
たってアップする

<第3段階>
「軸(センター)」の意識が育ち、立ち姿が変わって
くる

「ゆるむ」ことに加えて「軸(センター)」の意識が
育つことで、ますます快適になり、能力も高まる。
「勉強」や「スポーツ」、「友達との関わり合い」とい
った具体的な日常生活の場において様々な課題
と直面した際に、「ゆるむこと」と「軸(センター)」
を支えにしながら真っ直ぐに取り組むような「基本
姿勢」が確立する。
そうして、日常生活における課題を一つ一つ乗り越
えながら「ゆるむ能力」と「軸(センター)」をより強
く、スケールの大きなものに育てて行く・・・という
「良循環」に入っていく。

・・・ 結論を先に言いますと、この時に提示した私の
「仮説」は、「ゆる体操」に継続して取り組む、という
ことを前提条件とすれば、このまますその通り「事実」
だった、ということが、この後6年を経た今、私の中で
は明らかになっています。

さて、この文章をホームページに掲載すると、
早速小学2年生の男の子のお母様が連絡を下さり、
体験の上入会をしてくださりました。

この「ゆる体操小学生クラス」はその後、「神楽坂悠真
塾」が開講されるまでの約1年半続けられましたが、
入会してくれたのはこの男の子(T君)1名のみで、
この間、私とT君は水曜のお昼の時間を使い、
マンツーマン形式で一緒に「ゆる体操」に取り組みま
した。

この時期の様子について、Tくんのお母様はこんな体験
談を寄せてくださっています。

神楽坂ゆる体操教室・小学生クラスを1年間受講して・・・<T・Yくん(小3男子)のお母様>

Tくんもお母様も、「ゆる体操小学生クラス」をとても気
に入ってくれましたが、
このクラスでの1年半は私にとっても非常に楽しく、ま
た学びの多い時間となりました。

そしてこの「ゆる体操小学生クラス」での経験を経て、
2018年2月にはいよいよ、

「運動と勉強で、小学生の“根本のチカラ”を育てる」

というコンセプトの元、「ゆる体操」の考え方や方法を
取り入れた全人格的教育を目指す「神楽坂悠真塾」
を開校することとなりました。

<以下、(2)につづく>

 

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