「ラク勉」が育てるチカラ

本日の「ゆるスタディ」は塾生3名、久し振りに全員集合しました。

●おしゃべりを始めないように、一つの机に一人ずつ座る。
●前半30分の運動はゆる筋トレを盛り込む方がBetter 。
●自習中、お喋りをした子は終了後のお楽しみゲームに参加できない決まり。

等々、クラス運営のノウハウがそれなりにですが積み重なりつつあり、3人ともよく集中して取り組んでくれています。

「ゆるスタディ」では、一時間の自習時間の中で宿題やドリルなど「やらなければならない勉強」(通称「マジ勉」)が終わった後は、「やりたい勉強」(通称「ラク勉」)をやって良いことになっている・・・ということを以前ご紹介しましたが、
3人の子どもたちの取り組む「ラク勉」内容にはそれぞれの個性が出ていて実に興味深いものがあります。

今日は

小1の娘がお絵描き、
小3女子は最近すっかりお気に入りの「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズの読書に励む中、
研究者タイプの小4男子は人体図鑑と人体模型を使って一風変わった「ラク勉」に夢中になっていました。

どうやら図鑑に書かれている関節の動きを、模型を使って確かめているようです。

人体模型は、大人向けの「ゆる体操」のレッスンの際に、身体の構造をイメージしやすいようにと言うことで用意されているものですが、まさかこんな形で生かされるとは思ってもいませんでした。

子どもの自由な発想・豊かな想像力にはいつも驚かされます。

実は私は、この「ラク勉」の時間の中に、子どもたちの今後の人生に生きる貴重な学びのエッセンスが沢山含まれているのではないかと考えています。

本人が「やりたい」と思う知的活動があり、そのことに対して自由に取り組める時間と環境を確保するということは、とても大切なことだと思うのです。

・・・と、そんなことを思いつつテレビを見ていたら、ノーベル賞を受賞された本庶佑先生が「子どもたちに伝えたいことは?」というインタビューでの質問に対して「知りたいという気持ち、不思議だなと思う気持ちを大切に…」といったお答えをされていました。

まずは自由に考えることができる時間と場所を与えてあげること。
そして指導者ができるだけ、子どもたちが抱いた興味・関心を広げ、深める方向にリードする役目を果たすこと…こんな取り組みから少しずつ、子どもたちの「無限の可能性」を引き出すお手伝いができればと考えています。

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