幸せの「本質」に直接アプローチする方法

前回の記事の最後にお伝えをした通り、
まずは

子どもの幸せ

とは何かというところからお話を進めます。

「何が幸せか?」」という問いには
当然一人一人の人間の価値観が反映されます
が、
私はそれ以前に、子どもに限らず全ての人間に
共通する「本質レベルの幸せ」として、

「からだと心が快適であること」

が挙げられると考えています。

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この
「本質レベルの幸せ」
に対して、

一方で様々な
「具体レベルの幸せ」
があり、

例えば所有する物や能力の有無、社会的な立
場、他者との関係性・・・等々は私の見解では
全て「具体レベルの幸せ」に属します。

中学受験で目指す「志望校への入学」も、
こうした「具体レベルの幸せ」追求の一環として
位置づけられるでしょう。

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そして、本人のもつトータルとしての
「幸せの実感」は、この「本質レベルの幸せ」
と「具体レベルの幸せ」の掛け合わせによっ
て決まる、と考えています。

まず、「本質レベルの幸せ」の実現度が低い
状態、つまり、からだも心も不快な状態で
「幸せ」を実感することは難しいでしょう。

「具体レベルの幸せ」の実現度が高い。
つまり、外的な条件は揃っているが、
「本質レベルの幸せ」の実現度が低いために、
最終的な「幸せの実感」が持てない、
ということは十分考えられることです。

反対に、「本質レベルの幸せ」の実現度が高
く、「具体レベルの幸せ」の実現度が低い場合、
その「具体レベルの幸せ」の不足度や、「本質
レベルの幸せ」の充足度の程度によって、
最終的な「幸せの実感」は持てる場合と持てな
い場合があるでしょう。

・・・他にも2つの組み合わせにより色々なケース
が考えられますが、取り合えずここまでにしま
す。

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ここで私が言いたいことは、
自分自身に対して、あるいは自分自身を取り巻
く環境や条件に対して、それを本人が「幸せ」と
捉えるか否かは個人差が大きく、
それを決めるのが本人の「本質レベルの幸せ」
の度合いであり、その中身は
「からだと心の快適度の高さ」である、
ということです。

そして、ここからは私の専門である
「ゆる体操」のバックボーンとなる運動科学の
理論に基づく見解となりますが、

「快適なからだと心」

を実現させるための条件を端的に言うと

心身ともにゆるんでいること

心とからだの中心を貫く「軸(センター)」
が通っていること

ということになります。

つまり、「幸せ」を希求する上で
「肝」となるのが

「ゆるむこと」と「軸(センター)」

である、というのが私の考えで、
子どもの教育・子育てについても、これらを
育てることを中心的な課題として認識する
ことで本人の「本質レベルの幸せ」が上がり、
そのことが「具体レベルの幸せ」の実現にも
好影響を与えることが、
これまでの実践研究からもわかっています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ではこの
「ゆるむこと」と「軸(センター)」
を育てるにはどうすれば良いのか?

と問われれば、

それはここで
「『ゆる体操』をやりましょう!」
という話の流れになるんでしょう?

・・・・と即答される方もおられることでしょう。

でもこの答えは「正解」ではありますが、
「満点」ではありません。

後に詳しくご説明させていただきますが、

悠真塾では、
「ゆる体操」等の運動を通して「仕込み」を
行った上で、小学生としての「日常生活」の
一つ一つに真っすぐに向かい合うことで、
「ゆるむこと」と「センター(軸)」を育てる、
という方針で指導を行っています。

5月からスタートした
「プレスタディ・エクササイズ(PSE)」
は、その「日常生活」の中でも、直後に行う
という設定の「勉強」に繋げる「仕込み」と
しての要素を意識的に盛り込んだ内容となり
ますが、
一方その他日常生活全般への繋がりも意識し、
指導メニューを組み立てています。

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このブログをお読みの皆さんの中に、
もしも「ゆる体操」を実践されておられる方
がおられれば、
その方はおそらく、
今回のここまでのお話をご自身の体感を通し
て理解・共感していただけているのではないか
と思います。

一方、「ゆる体操」のご経験がない方の中に
は、今回のお話の流れを唐突に感じられた方
もおられるかも知れません。

ある考え方を理解し、共感することができる
か否かを分ける要素として、
その方の身体の状態や身体的な経験の有無と
いうものが、実は大変大きく影響する、
と私は考えています。

今回お話しをした内容で言えば、

「からだと心が快適であること」
が幸せの本質であるという私の考え方を
理解・共感いただくにあたっては、

ご自身の
「からだが快適な状態」
や、反対に
「からだが快適でない状態」

を深く意識した経験が必須と言えるかも
知れません。

更にその先でお話をした

「快適なからだと心」
を実現させる条件が

「ゆるむこと」と「センター(軸)」

であるという考えを真に納得感をもって
ご理解いただくには、

(このような考え方に、既に知識として触
れたことがある、という方は除き、)

ご自身の身体に対してのかなり高いレベル
の認識力を持たれていることが必要になる
かと思います。

今回のお話に限らず、私がこれからお話する
内容は、「ゆる体操」を体験・実践される
ことがまさに「身に染みて」「しみじみと」
深くご理解・ご納得いただく助けになるかと
思います。

そこで今回より、

私のこのブログの内容にご興味をお持ちくだ
さり、深く理解するためにまずは自ら

「ゆるんで「センター(軸)」の通った状態」

を身に付けたい、
という方を対象に、

私が「神楽坂ゆる体操教室」で作っている
ゆる体操の「無料体験動画」の申込フォームへの
リンクを記事の最下部に毎回貼ることといたしまし
た。

よろしければこちらを継続的に活用いただき
ながら、
今後の記事をより深く、お楽しみいただけま
すと幸いです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次回は「具体レベルの幸せ」について、
思考整理のためのフレームワークなども使い
ながら考えていきたいと思います。

(続く)

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